最期のお花見

あったかい看護

4病棟では、先日患者様数人と栗林公園にお花見に行きました。

最初の写真は出発前に、スタッフに見送りされているところです。

その中には、終末期の患者様とご主人もおいでました。

体力的に困難かとも思われましたが、「お花見に行けそうですか?」との問いかけに小さくうなずかれる患者様。

ご主人と相談して「行けるところまで行こう」と出発しました。

寝てばかりだった患者様が、桜の花を眼に焼きつけるかのようにしっかり開眼し、穏やかな表情をされていました。

何度か「病院に帰りますか?」と尋ねても頷くことはなく、1時間あまりの長時間にも関わらず、最後までお花見を楽しむことができました。

ご主人の携帯電話のカメラでも夫婦の写真を残しました。

「ありがとうで。ありがとうで」とご主人。

ご夫婦にとっても、スタッフにとっても心に残るお花見になりました。

他の患者さまにもとても喜んでいただき、スタッフも癒されました。

 

コメント

  1. 向日葵 より:

    桜はいいですね

    心が解き放たれます

    会社の近くに種松山という名所があるので

    この時期は遠回りして
    帰ります

    蕾がふくらんで

    少しずつ開いて

    そして

    満開

    散りはじめもまた

    はかなさを感じながらも
    心惹かれます

    すべての花が散った後の

    葉桜…

    次の季節がやってきます

    今年も桜が見られた事に感謝です

    患者さんのためにという
    スタッフの皆様の思い

    いつも文面から感じさせてもらっております

    私もひとりでも多くの同病の方々のそばにいたいと思っています

    • yoshihara より:

      コメントありがとうございます。
      向日葵さんが、1日1日大切に生きていらっしゃるのが伝わってきます。

      最近、竹内まりあさんの「いのちの歌」を聞き、その歌詞に感動しました。
      向日葵さんのコメントを拝見して、そのことを思い出しました。

      いつか、頑張っている緩和ケアのスタッフのために「いのちの歌」を使ってフォトムービーを作成したいと思います。

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