先週の日曜日、法人全体の学術運動交流集会が社会福祉総合センターでありました。
224名の参加で34演題の多職種からの発表があり、どの事業所も患者様利用者様と向き合って努力している様子がわかりました。
記念講演は、「全世帯に広がる貧困と対抗する医療・福祉の役割」と題して、特定非営利活動法人ほっとプラス代表理事藤田孝典氏のご講演がありました。
著書「下流老人」に書かれてあるとおり、生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者は700万人いると類推されている現状だけでなく、若者の相対的貧困も事例を交えてわかりやすくお話をしていただきました。
私たち医療福祉に関係するものが、何を感じて行動しないといけないのか考えさせられたご講演でした。
全体会では、平和学校で沖縄にフィールドワークに行ったグループの発表や、当院のHPHの取り組みを紹介した佐藤先生の楽しいお話がありました。
また、全日本民医連の看護介護活動研究交流集会で指定演題になってから、全国から講演依頼や見学があいついでいる、ヘルパーステーションみきの「生活習慣病を持った利用者と共に行う食生活改善により生活援助の大切さを明らかにする」の研究では、そのプロ意識の強さに感動させられました。
最後に原田先生を筆頭とする医学生委員会の「奨学生を4名増やそう」の訴えが、今流行の「ブルゾンちえみ」風のパロディであり、楽しく会が終了しました。
同じ法人の職員でありながら、普段顔を合わせない事業所の頑張りを知るよい機会となりました。