悪い知らせを受けた患者とのコミュニケーション

キャリアアップ

香川医療生協模擬患者の会が発足して5年になります。

これまでは接遇研修を中心に行ってきましたが、1年近くの学習を経て、「悪い知らせを受けた」患者とのコミュニケーション研修・第1回目を行いました。

模擬患者さんが、がんと診断され治療方針の説明を受けたばかりの患者役を演じました。

「自分ならどんな反応をするか」と検討を重ねただけあって、実在の患者のようでした。

研修を受けた看護師からは「難しかった。うまくことばを引き出してあげれなかった」「何かを言うのではなく、患者さんが感情を表出できるよう、話してもらえればよかった」など、たくさんの気づきがありました。

患者役からは「看護師さんの言葉に“はっ”とした。もう少し前向きに考えてみようと思った」「本当に看護師さんは大変なお仕事ね。でも、こうして話を聞いてもらえると安心です」などの感想をいただきました。

模擬患者さんは患者役をするととても疲れて、役からなかなか抜け出られません。

職員研修にこんなにも力を貸してくださる組合員さんの存在に、いつも勇気と元気をいただいています。

(写真は、模擬患者による新卒看護師研修のひとこま)

看護部長 藤井幸代

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