スピリチュアルケア研修会が開催されました。

緩和ケア

7/14、7/28、8/11に、NPO対人援助・スピリチュアルケア研究会主催のスピリチュアルケア研修Aが高松で行われました。私も現地スタッフおよび聴講生として参加しました。

この研究会の理事長であり、京都ノートルダム女子大学大学院. 人間文化研究科 特任教授である村田久行先生との出会いは、わたしが認定看護師教育課程を受講しているときに講師にきていただいたことから始まります。

当時「スピリチュアルケアなんて看護師にできるのか?特別な宗教家しかできないんなら勉強しても・・・。」とやや投げやりな気持ちでした。そんな思いの中での村田先生の講義は衝撃的でした。

スピリチュアルをこんなに理論的に説明してもらえ、尚且つ看護師の私がしなければ誰がするんだ!とまで思わせてくれ、もっとスピリチュアルケアを勉強したい!という気持ちになりました。

死に直面している患者さんやご家族が入院している緩和ケア病棟では、スピリチュアルケアは不可欠です。

スピリチュアルケアができるスタッフが増えれば、患者さんの苦しみを和らげ、軽くすることができます。

今回で高松での研修も2回目となり、当院のホスピス緩和ケア病棟のスタッフも看護師8名、医師2名が受講を終えました。

これからもスタッフ全員が成長して行き、当病棟の緩和ケアの質の向上を目指し頑張っていきたいと思います。

ご興味のある方はtaijin-spcare@kbe.biglobe.ne.jp をご覧下さい!

*スピリチュアルケアとは、終末期患者の場合に限らず、人生のさまざまな場面・状況で生きる意味を失い、自分に価値をおけなくなった人、生きることの空虚、無意味、孤独、負担、疎外を感じ、自己の生そのものに苦しむ人のスピリチュアルペイン(=自己の存在と意味の消滅から生じる苦痛)を和らげ、軽くし、なくするケアのことです。

緩和ケア認定看護師 山本亜紀

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