先日、大分健生病院のPEGセンターの佐藤主任さんを講師にお迎えし、学習会を開催しました。
当院もPEGチームを立ち上げ、昨年3名で見学に行かせていただきましたが、PEGセンターとはどういうものかを全職員に知っていただくための学習会です。
大分健生病院は当院と変わらず130床の病院ですが、PEG在宅医療研究会が認定する胃瘻造設施設6施設の中に入っており、胃瘻管理施設としては全国唯一という実績を持っておられます。
PEGの品質管理を行うことを目標に、造設後のきめ細かいアフターサービスが実施されていて、院内のPEG患者様のラウンドに始まり、地域の相談窓口として広く活躍されています。
スキンケアや感染管理、PEGの選択ポイント等からラウンドシート、退院指導、地域連携パス、管理連絡票など実践的な内容をご紹介していただきました。
PEG造設は年間50件、交換回数は250件近くにまで上るそうで、管理している患者様は院外の患者様が7割を占めていますが、相談が日常的にFAXやメールでできるのが素晴らしいと思いました。
公開講座では著名な講師陣をお招きし、400名もの参加者がいるそうで、地域の信頼が厚いことを物語っています。
「内視鏡室は、威勢のよいラーメン屋さんのよう」という表現されていましたが、佐藤主任さんを中心とする熱いスタッフが、7年の間頑張ってこられた成果として今があることがよくわかりました。
今回の学習会でたくさんの刺激と元気をいただくことができました。
当院もPEGセンター設立に向けて頑張っていきたいと思います。