今年7月にホスピス緩和ケア病棟開設10周年をむかえます。
そこで、改めてホスピス緩和ケア病棟の紹介をさせていただきます。
ホスピス緩和ケア病棟とは、がん患者さまとご家族が抱えている様々なつらい症状を、医師・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士・栄養士・医療相談員などがチームで毎日カンファレンスをおこない、その人に合わせた方法で和らげ、その人らしく過ごしていく病棟です。
緩和ケアの対象は、患者様ご本人だけでなく、ご家族も対象者です。
ご家族が希望していること、不安に思っていることもたくさんあると思います。
ご家族と話をしながら治療やケアの方法についても相談させてもらっています。
ここでは、最期の時を過ごす患者様だけではなく、症状コントロールをし、自宅退院できる患者様もいらっしゃいます。
自宅で過ごす中でつらい症状が出現したときには再度入院することもできます。
入院中に患者様やご家族がどのように過ごしていきたいかを聴き一緒に考えていくようにしています。
当院ホスピス緩和ケア病棟はすべて個室になっており、過ごし方も決まっておらず、患者様主体で自宅で過ごすように療養していただいております。
その日の体調や気分に合わせて、できるかぎり気持ち良く1日を過ごせるようにチーム全体で関わり方を提案させてもらっております。
ホスピス緩和ケア病棟のスローガン「そのひとらしく生きていくために」の実践を、今日もスタッフ一丸となって行っています
詳しくは緩和ケアニュースをご参照ください