中国四国地方の看護学生の集い「DANS」の第2回実行委員会が先週末に現地の岡山であり、学生さん2名と職員3名で参加してきました。
今回のテーマは、ハンセン病を通して「歴史から人権を学び、差別や偏見のない社会実現を目指す」というもので、ハンセン病療養施設の長島愛生園に訪問に行ってきました。
ボランティアの方の案内で、資料館の説明を受けたり園内の見学をしました。
途中納骨堂で献花をし、全員で黙とうを行いました。
お話の中で、ハンセン病の方が無理やり隔離される経過やまわりの偏見、その後の劣悪な処遇などをお聞きし、胸が痛くなりました。
2日目の学習会では、弁護士の方にハンセン病の誤った国の政策、訴訟の状況と成果、ボランティア活動についてお話していただきました。
講演の最後に、旧西ドイツのヴァイツゼッカー大統領の言葉を紹介してくださいました。
「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者には、またそうした危険に陥りやすいのです」
今を生きる人が過去の過ちを学ぼうとしなければ、同じ過ちを犯す可能性があるということを示唆され、私たちがこれから行わなければならないことをみんなで考えました。
8月のDANS本番では、元患者様のお話を直接お聞きする機会を設けていただいているので、もっとリアルに学ぶことができると思います。
本番では学習だけでなくお楽しみ企画も盛りだくさんで、学生さんのアイディアで楽しい企画がたくさん決定しました。
学生さんとも仲良くなれて、本番がとても楽しみになりました。
興味のある学生さんはぜひご連絡下さい。