在宅での看取り その2

緩和ケア

「臨終は私ひとりで見守りました。

亡くなった後に看護師さんにシャンプーまでしてもらい、感激しました。上手にお化粧をしてもらって、本当に綺麗な死顔で、今にも起きてきそうなくらいでした。

母は、寝たきりになるまではお米を研いで炊飯器を仕掛けるなど、90歳を超えても、出来ることはしようとするしっかりした人でした。

どんなに高齢でも、病気が進行しても、「母が亡くなる」という実感が湧きませんでした。「親が死ぬ」とは思えなかったというのが正直なところでした。

それでも、最後は本人の望みどおりに自宅で看取ができて良かったと思いました。

緩和ケア病棟と訪問看護があって本当に心強かったです。」

 

看取りに行って逝去時のケアを行った緩和ケア認定看護師に、娘さんの思いを伝えて感想を聞いてみました。

「娘さん、お孫さんご家族と最期まで一緒に過ごすことができたのは、ご家族がご本人さんの思いを大切にしてこられたからだと思います。心温まる看取りを経験させていただいて感謝いたします」というコメントをもらいました。 

医療生協が、温かいご家族と一緒に本人の望みどおりの看取りのお手伝いができて本当によかったと思いました。

看護部長 藤井幸代

(写真は、最近ホスピス緩和ケア病棟に飾られたお雛様です)

コメント

  1. 向日葵 より:

    よしはら様

    ご指名でコメントをいただきまして
    ありがとうございます。

    …ビビりました。

    また、遊びに来ます〜♪

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