昨日は、看護協会の香川県看護学会でした。
全43演題中口演が15演題で、そのうち6演題が当法人からの発表でした。
「リハビリテーションチームで協働し、患者家族の思いに寄り添う看護」
「『家で看たい』その気持ちに寄り添って」
「『母が笑顔を見せるようになった』自宅退院が困難になった患者・家族への退院支援」
2演題は退院支援をテーマにしたものでしたが、ちょうど特別講演も「チームで行う退院支援」というテーマで、京都大学医学部付属病院の退院調整看護師である宇都宮宏子先生のお話でした。
宇都宮先生には当院の研究発表を聞いていただき、激励のお言葉をいただきました。
先生の講演の中で、「退院支援は患者の人生を一緒に考えること、障害とどう向き合って生活するかを患者と一緒に考える看護そのもの」という言葉をお聞きし、当院がこれまで行ってきたことは間違っていなかったという確信をもつことができました。
今後の方針決定を、医師はもちろん患者家族参加のカンファレンスで決定するという当院では当たり前にしてきたことの必要性を強調されました。
「患者がどう生きたいか。家族がどうしたいか」を軸に、患者様・ご家族や関わるすべての方との合意形成の積み重ねを行うことを、今後も大事にしていきたいと思いました。