今年度の継続教育プログラムのひとつである、緩和ケアセミナーが終了しました。
認定看護師による「総論」「身体的ケア」「心理的社会的ケア」「スピリチャルケア」に続いて、「事例を通して全人的苦痛(total pain)を理解する」というテーマで、参加型の学習会が行われました。
「聞きにくいことを聞く時」にどのような会話の流れを作るかや、
「聞かなくっちゃと身構えているとかえって心を開いてくれない」
「感情を吐露しやすい関係づくりには、退室時に一言『何でも言って下さいね』と残しておくことが大切」
「つらい感情を聞いたときは、何かできなくても『今私にできることはこれだから、こうしておくわね』という声掛けをする}
「『また来ますね』の一言を頻繁に声かけしておき、『気にしていること』を表現しておく」
「4つの苦痛に分けて考えることで、知らない情報が見えてくる」
「『感性を磨くとは、感じて、感動して、行動を起こすこと』上手な人のマネからでもよい」
などが話し合われました。
修了者には、山本認定看護師より修了書が贈られました。
修了書には、「緩和ケアに興味を持ち、共に学習を深められたことを感謝いたします。高松平和病院における緩和ケアの実践者として、そして今後も成人学習者として共に成長していけることを期待して修了書を贈ります。」と記載されています。
これからも、継続的に学べる場を提供していきたいと思います。