緩和ケア病棟看護師からの投稿です
「1年を振り返ると、多くの患者様との出会いがあり、その中でプライマリーナースとして担当させていただいた一人ひとりの患者様との思い出は今も心に残っています。
病状によってご飯が食べられなくなってしまった患者様が、縁日のお好み焼きのソースを口にしてニコッと笑い「おいしい」って言ってくれたひと言や、冷たいものが好きな患者へかき氷を提供した際に目を見開いて喜んでいる姿、外出するのが難しい患者様がラウンジに出て栗林公園の風景を楽しんで眺めている姿など、患者様と過ごした時間はどれも心に温かく残っています。
これまで患者様や家族が教えてくれたことは、別の患者様やご家族の看護に活かしていけるということも学ばせていただきました。
働く中で辛いことや苦しいこともありましたが、患者様との出会いの中で知識や技術以上に看護師という枠組みを超え、人として自分自身の成長を実感することができ、とても充実した1年間を過ごすことができたと感じています。
これからも自信をもって一人ひとりの患者様に向き合えるように基礎疾患・病態・看護の知識を深めていきたいです。
また、自分自身の五感を研ぎ澄ませ患者様の日々の変化に着目し、気づきをチーム全体で共有しながら患者様ご家族にとって最善の看護を提供できるようになりたいです。」