卒後2年目.3年目の研修後の発表会がありました。
卒2は、研修の到達目標を①必要な情報を意図的に収集・分析でき、顕在的な問題を抽出できる、②情報を分析・統合し、問題の誘因・要因を明らかにできる、③計画に基づいた看護実践を行い、看護の妥当性を評価・報告できる、としています。
研修後発表は、病態生理レポートとして患者様の症状がなぜ起こっているかから始まり、検査結果、診断、治療内容を科学的根拠を深く調べていき、関連図を仕上げます。
卒3は、研修の到達目標を①その日のリーダー業務が円滑に行える、②身体的、精神的、社会的側面で意図的に情報収取でき、潜在的問題についても看護計画が立案できる、③退院後の生活を見通しを立て、看護計画の立案および看護実践を行うことができる、としています。
研修後発表は、訪問看護や診療所での地域研修で学んだ視点を、プライマリーの患者の退院支援で実践し、レポートとしてまとめるものです。
卒後3年目の退院支援レポート発表では、患者様やご家族の要望をお聞きした上でチームでカンファレンスや在宅訪問をを行ったり、パンフレットを作成しての生活指導、介護サービスの見直し等を行った中での学びが発表されました。
講評として参加していただいたMSWからは、「その人の生きてきた歴史を感じてほしい」「手法よりその結果をうむ視点を大切にしてほしい」というコメントをいただきました。
また退院支援看護師からは、「その人が望む環境で、その人らしく生活できるようにするためには、どんな情報が必要で、何の判断をし、どのようになったら退院できるのかを、患者様やご家族と話し合って決めていくプロセスを大切にすること、他職種が持つイメージをすり合わせてチームとして支援することが重要」とお話され、参加したみんなが心に刻みました。
これからも「すべては患者様のために」を習得できる研修を進めて行きます。