臨床では、色々な場面で「本当にこれでよいのだろうか」と倫理的に判断に悩む場面があります。
そんな時は、「臨床倫理の4分割法」を使用して、多職種でカンファレンスして結論を導き出します。
「臨床倫理の4分割法」は、「医学的適応」「患者の意向」「QOL」「周囲の状況」の4つの視点から患者様の情報を出し合い、最終的にチームで最善策を考える手法です。
詳細は下記をご覧ください。
http://square.umin.ac.jp/masashi/4box.html
先日も緩和ケア病棟でカンファレンスの時、医師、看護師、セラピスト、MSWの参加でこの手法が使用されました。
患者様の症状緩和のためには…しかし家族の意向は…等の意見が出され、最終的に患者様の意向に沿う形で結論づけられました。
他職種で構成するチームで考えることができるのが、当院のよいところ。
これからも全員が同じ方向を向いて患者様のサポートをするために、カンファレンスを大切に実施していきたいと思います。