ご家族が介護指導を受けてお家に退院される場合、受け持ち看護師がその患者様の状態にあったパンフレットを作成します。
その患者様に必要なケアのポイントや、注意事項など、病院の中では当たり前にされていることでも、お家では使用する物品や環境が違うだけで戸惑うことが多くあります。
退院前にご家族参加のカンファレンスや在宅訪問を行い、予測される問題点を見出して、多職種の目で点検を行います。
それでも、入院中には想像できないようなことでご家族が困ったということを耳にすることも少なくありません。
ご家族が少しでも安心して在宅療養が長くできるように、お家に帰ってからも介護指導を受けたことを思い出せるように作成するのがパンフレットです。
受け持ち看護師が一生懸命考えて作成します。
この患者様の場合は、イラストや器具の写真、実際行っている患者様の様子を入れた23ページの大作になっていました。
そして最後に、「不安なことも多いと思いますが、ご自宅で介護したいと決断された○○さんを私たちは応援しています 」とお嫁さんへのメッセージで結ばれていました。
お家で介護されるご家族は本当に大変だと思います。
そんなご家族を少しでも応援したい。
受け持ち看護師の心のこもったパンフレットです。