学生さんとHOTの患者様の散歩に同行

学生さん

現在、8月に開催されるDANS(中国四国地方の看護学生さんの集まり)に向けて、看護学生さんと塵肺の患者様を通して勉強させていただいています。

単なる疾患の病態だけでなく、その患者様の労働内容や現在に至るまでの経過、生活で困っていることなどを聞き取り調査させていただきました。

患者様は、HOT(在宅酸素療法)を受けておられながら毎日2回の散歩をかかさず行っておられますが、酸素ボンベを持って30分以上散歩することの大変さを一緒に体験しようということになりました。

当日、業者さんのご厚意で患者様と同じ携帯用ボンベをお借りし、学生さんにも同じ状態で歩いてもらいました。

SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)と脈拍測定しながら同行しましたが、私たちより患者様の歩くペースは速く、途中呼吸困難で何度も休みながらも、35分かけて1.8kmの距離を歩きました。

酸素を吸いながら歩いた学生さんは、「道路のでこぼこでボンベが揺れるので大変」「片手をふさがれるので、転んだら危険」「鼻水がでるという患者様の訴えがよくわかった」という感想を述べていました。

奥様にもインタビューをさせていただき、今抱えておられる不安や労災保険のありがたさなどお話を伺うことができました。

今回患者様に学ばせていただいたことを、8月DANS本番に向けて学生さんとまとめていく予定です。

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