先週の土曜にNSTの公開講座が開かれ、「経管栄養の管理」をテーマに病棟看護師が講師を担いました。27名の参加者のうち、17名が介護施設の看護師さんや在宅で介護しておられる方等でした。
この間、介護施設の経管栄養の管理状態をアンケート調査させていただき、31の施設の方にご協力を得ることができました。
その上で、当院に入院されたことのある患者様が入所する5施設に訪問させていただきました。
どこも少ないスタッフの中でのご苦労や、色々工夫されている様子が伺えました。
今回の公開講座は、その調査を踏まえて逆流による誤嚥性肺炎や、下痢、胃瘻のスキントラブルの予防のために実施してほしいことを中心に講義がされました。
写真は、ペットボトルを腹壁に見立ててチューブタイプの胃瘻カテーテルを説明しているところです。
右の写真は、ギャッジベッドを挙上する時に利用してもらおうと作成した、手作りの30度の角度計で(アイデアに拍手!)、おみやげに持って帰っていただきました。
講義の後も、みなさん熱心に質問をされていました。
簡単で安全な経管栄養をはじめとする栄養管理方法を、地域で共有できるようこれからも考えていきたいと思います。