8月に1泊2日で毎年開催される、DANSという中国四国地方の看護学生さんの集まりがあります。
そこでは、各県で学習してきたことを発表する分科会という企画があります。
今年は発表をどうするか話し合ったところ、学生さんのほうから「緩和ケア」について学びたいという声があがりました。
そこで先日、学生さんと緩和ケアについて学習を行いました。
ホスピス緩和ケア病棟を紹介するDVDを視聴した後、認定看護師に緩和ケアの歴史や定義、ターミナルとの違い、ケアの内容、グリーフケアについて等の講義をしていただきました。
最後に、当院のホスピス緩和ケア病棟の目指す「その人らしく生きていけるように」するために、私たち看護師が心得ておくことを下記のように語られました。
「何かをしようとする時に、それが誰のためなのかを考え、患者自身がそれを望んでいなければしないという勇気を持つこと、患者家族が生きていく強さを持っていることを信じて傍にいること」
その後の学生さんの感想に対する説明を聞いていても、緩和ケアの奥深さを感じました。
これからも学生さんとともに学習を深めていきたいと思います。