受診遅れで71名が死亡

タイトルは、昨日の新聞に掲載されていた記事です。

国民健康保険の保険料を滞納して「無保険状態」になったり、保険証を持っていても医療費の自己負担分を払えなかったりして、受診が遅れ亡くなった人が、昨年24都道府県で71人に上り、前年(47人)の約1.5倍に増えたことが、当院も加盟している全日本民医連の調査でわかりました。

調査対象は、民医連加盟の病院や診療所計1767施設で、「背後にはもっと多くの犠牲者がいる可能性がある」としています。

失業者や非正規労働者が増える中、保険料や医療費を払いたくても払えない人が急増していることが伺えます。

当院でも開始した無料低額診療事業に相談に来られる方の中には、本当に胸が痛む事例が多くあります。


命をまもる医療者として、人間として、世界中の人たちが必要な時に必要な医療を受けられる、そんな世の中になることを心から願います。


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