昨今、家族として動物を家に招く家庭が増えてきています。
私も猫と一緒に生活しています。
いつも猫たちに支えられ日々生活できているように感じています。
それはペットを飼っている方なら当たり前に感じていることだと思います。
もし、その大切な家族を置いて自分が遠くに行かなければならなくなったとしたら?身を引き裂かれるような気持ちになると思います。
自身に入院が必要な状況だったとしても、心配で落ち着いて入院をしていられないかもしれません。
当院に入院される患者さまの中にも、そういった思いをもちながら入院している方がおられます。「もう少しであの子の誕生日だからそれまでは生きていたい」
「あの子をおいて先にいけない」
「あの子に何も伝えずに来てしまった。このまま会えなくなりたくない」と、それぞれの思いを抱えておられ「もう一度会いたい」と切に願いながら入院生活を送られています。
連れてきてほしいけど家族に迷惑をかけてしまうから。
会いたいけど会ってしまうと別れが余計に辛くなるからと一度も会わずに旅立ってしまわれた方もおいでます。
そんな方をお見送りする時、少し胸の奥がチクリ、チクリと痛むことがあります。
ペット面会を利用され大切な家族に会われた患者さまは、見慣れた顔、聞きなれた声を聞くと、どの方も満面の笑みを浮かべ「よう来たなぁ。元気にしとったんやな。覚えとるんな」と小さな家族の体に優しくふれています。
小さなご家族も久しぶりに会えた喜びを全身で表しています。
ペット面会を利用された日の夜は普段より痛みが和らいでいたり、よく眠れていたりするように感じます。
皆さん穏やかな満たされた表情で「ウチのペット自慢」をしてくれます。
動物と触れ合うことで安心感が生まれたり、不安が和らいだりすることがあります。
こうした効果はアニマルセラピーとも呼ばれ、医療や福祉の現場で注目されています。
緩和ケア病棟では、痛みや症状を和らげる治療だけでなく患者さまの心の安らぎも大切に考えています。
ご家族様との面会時間は患者さんにとって、なくてはならないひとときです。
そのひとときに小さな家族との交流も交えてもらえるように、私たち看護師もお手伝いさせていただきます。
ぜひご相談ください。



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