「ここに来てよかった」と思っていただくための心配り

あったかい看護

紫陽花が雨に美しく濡れているこの時季ですが、気圧や湿度、温度などの気候の変動が原因の「気象病」や、一日の気温差が大きいことにより「寒暖差疲労」をおこしやすいと言われています。

緩和ケア病棟へ入院中の患者様にも温度や湿度の変化に「エアコンを入れると冷えすぎて足が痛い」「天気が悪いとなんとなく不調で気が滅入る」「眠れない」など不調を訴えられる方がいらっしゃいます。

心地よく快適に過ごしてもらえるように看護師は療養環境に配慮し、エアコンでの病室の温度調整や衣類や掛物で体温調整を行っています。
エアコンで調整が難しい方にはご家庭から持ってきていただいた扇風機を使用したり、太陽の熱を避けるためにベッドの位置を工夫したりしています。
また、通気、換気のために窓や扉の開閉にも気を配っています。

患者様の要望や状態に合わせられるよう、素材や大きさの異なる掛物を複数準備しており、心地よく質の良い睡眠を確保できるよう患者様一人ひとりに配慮して掛物調整を行っています。

梅雨空のうっとうしい日が続いておりますが、気分転換になるようにと病棟のラウンジには華やかな季節の花が飾られ、定期的にボランティアスタッフによる行事やカフェを開催しています。

当病院のスタッフは笑顔を大切にしています。
患者様・ご家族様が「ここに来てよかった」と思っていただけるように今後も引き続き、病棟スタッフ全員で患者様の立場にたった看護を心掛け、ケアを提供させていただきます。

 

タイトルとURLをコピーしました