少し前ですが、第7回NST集中公開セミナーがありました。
毎年NSTのメンバーが交代で講師を担い、栄養管理全般の学習ができるようになっているものです。
地域の介護施設にも呼びかけて、今年も院外からの11名を含めて28名の方が参加して下さいました。
PEGについてははじめて模型?を使って造りかたの演習があり、とてもわかりやすかったです。
施設の栄養士さんは「他職種の連携が大切であると思った。施設に戻り。介護士、看護師と連携してその人にあった食事を提供したい。」という感想を書いて下さっていました。
午後からは、認知症看護認定看護師のご講演がありました。
「脳の解剖、働きから症状を考えることで、なぜその症状が起こるのかという病態がつかみやすかった。ちょっとした工夫、対応が重要なのだと感じた」。
「やる気を起こしてもらうために、出来たことをフィードバックして、達成感を感じてもらったり、日内リズムを整える、楽しみを提供するなどとても参考になりました。」
「食事量が増えない患者が多く困っている。食事内容の工夫や提供の方法の工夫、関わり方が大切で、忘れかけていた人間としての接し方を改めて気を付けてみようと思った。」
等の感想があり、病態から対応まで多くのことを学ぶことができました。
NSTは、今回の集中セミナー以外にも年に3回土曜に2時間公開セミナーを開催しています。
最近は施設への出前学習会も開始しました。
少しでも栄養管理の考え方が地域で普及できればいいなと考えています。