看護師とセラピストのコラボ

病棟の風景

患者様の中には、手指の拘縮がひどくて自分の力で傷を作ってしまう方がいらっしゃいます。

褥瘡(床ずれ)回診でこの患者様の指と指が重ならないように、補助具を考えてもらえるようにお願いしていました。

次の回診に行くと、写真のような補助具が完成していました。

水玉模様のものはソ-イング名人の看護師が作成したもので、手のひら側にはビーズが入っていてそのビーズを握るような形になり、爪で手のひらを傷つけることがありません。

軍手に綿を詰めてあるのは、担当のセラピスト作成のものです。

指が複雑に拘縮されているので、それにマッチするような工夫がされています。

この補助具が完成してから、傷の具合もすごく改善しました。

どうしたらこの患者様の問題が解決できるか、一生懸命考えてくれたのだと思うと心が温かくなりました。

 

コメント

  1. 希望 より:

    流石!!我が病院のセラピストさん!
    私も回復期リハビリ病棟の時には、移乗、更衣などADLが向上できるように、たくさんの事を学ばせて頂きました♫
    患者さんの事を想い、チームで様々な方向から関わる……チーム医療ってほんと素敵です♡

    • yoshihara より:

      希望さん★ コメントありがとうございます。
      当院の看護師さんだったのですね。
      (今度ナイショで正体を教えて下さい)

      うちはドクターをはじめ、コメディカルの方もみんな仲良しなので
      チーム医療が展開しやすいですよね。
      患者様のために力を合わせて頑張れる、自慢のスタッフです。

  2. yoshihara より:

    向日葵さま

    いつもコメントありがとうございます。
    読んでいただいていることが励みになって、記事を書き続けることができました。

    緩和ケアについての勉強を始められるのですね。
    いつも前向きで明るい向日葵さんを尊敬します。
    心からのエールを贈りたいと思います。

    でもつらい時があったら、その時はここでグチッて下さいね。
    『頑張りすぎない程度に頑張る』
    これが私のモットーです。

    向日葵さんもよいお年をお迎えください。
    かっこいいイケメンをゲットできるよう、お祈りしています!(笑)

  3. 向日葵 より:

    yoshihara様

    本年は、いろいろお話をして下さってありがとうございました。

    お仕事だけでもお忙しいのに、記事を丁寧に綴られるyoshiharaさんから、いろいろ学ばせていただきました。

    お仕事や患者さんやお仲間の皆さんへの愛を感じました。

    yoshiharaさんの記事を読ませていただいているうちに、自分の学びたい事が見えてきました。

    病気になって感じる事は
    「まだ起こっていない事に不安を感じて体調に影響を与える」
    という事です。

    どうしたら不安が解消できるのか、いろんな角度から勉強して行こうと思います。

    来春から緩和ケアについて勉強します。

    患者として自分にできる事は何か、探して行こうと思います。

    あ、イケメンも探しも続けます!

    では、いいクリスマス&ニューイヤーをお過ごし下さいませ。

    本当にありがとうございました。

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