先週末、中国四国地方の看護学生さんの集い「DANS」の第2回実行委員会が高松で開催され、55名の学生さんと職員が参加してくれました。
今回のDANSの学習テーマは「生活と労働の視点から患者様を捉える」というもので、じん肺の患者様を通して呼吸器の学習から、労働災害保険まで幅広く学習して行こうと学生さんと企画しました。
実行委員長のあいさつの後、早速フィールドワークへ出発。
庵治町にある石材工場を見学させていただき、石材を削る作業で多量の石粉の粉塵が舞う様子を実際に見てきました。
その後で、じん肺の患者様からの経験談と、支援しているMSWのお話を伺いました。
帰り道に、映画「世界の中心で愛をさけぶ」のロケ地である、王ノ下沖防波堤に立ち寄って記念撮影をしました。
移動のバスの中でのうちのナースマンのガイドぶりには、本当に感心しました。
ホテルに帰ってからは、FWや講演で感じたこと、学んだことをグループで話し合いました。
大変な労働環境の中で病気が生まれたことがわかったことや、患者様が進行性の病気であることを認識しながらも明るく前向きに暮らしておられること、労働災害補償の内容についてわかったことなどたくさんの意見や感想が出されました。
そして夕食後、じん肺患者のドキュメンタリー映画「人として生きる」をみんなで見ました。
ハードなスケジュールでしたが、学びがたくさんあった1日でした。
つづく。