受診遅れで67人死亡 困窮で「無保険」など

平和病院が加盟している「全日本民医連」が調査した内容が、現在色々なニュースで取り上げられています。

以下はNHK NEWS WEBより

「国民健康保険の保険料を滞納して保険証を失い、いわゆる「無保険」になるなどして、医療費が支払えないために治療が遅れ、死亡したとみられる人が去年1年間に全国で67人に上ることが、医療機関でつくる団体の調査で分かりました。
この調査は、民医連=全日本民主医療機関連合会が、全国660か所余りの医療機関を対象に行ったものです。
それによりますと、去年1年間に医療費が支払えないために治療が遅れ、死亡したとみられる人は、22の都道府県で67人に上りました。このうち、国民健康保険の保険料を滞納して保険証を失ったいわゆる「無保険」の人と、正規の保険証を持たない人が合わせて42人、保険証を持っていても医療費が支払えず、受診できなかった人が25人となっています。
また、亡くなった人のほとんどは中高年の男性で、中には日雇い労働をしていた66歳の無保険の男性が、体調を崩して入院した5日後に食道がんで亡くなったケースもあったということです。
民医連の長瀬文雄事務局長は「リストラなどで無保険になる中高年の男性が増えている。低所得者に対してさらに保険料を減免するなど、国は安心して医療を受けられる対策を急ぐべきだ」と話しています。」

民医連は「いつでも、どこでも、だれでも安心して受けられる医療を」をめざしています。

当院が取り組んでいる無料低額診療事業や、差額ベッド代を徴収しないこともその一環です。

今後も、社会背景を含めたひとりひとりの患者様と向き合っていきます。

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