アクティビティケア

あったかい看護

先日ある大学の看護学生さんに、当院の看護をアクティビティケアと題して、その効果についてお話する機会がありました。

この間患者様の思いに寄り添ったケアを実践した3名の看護師がインタビューを受け、私も同席させていただきました。

「患者様との会話から何気ない一言を拾って、そこからチームに提案し、計画をしていく、その過程がとても楽しい。相手に注意を向けて、喜ばせて、自分も楽しむ、まさにフィッシュ!の実践だと思う。」

「押しつけではなく、患者の言葉から感じ取ることが大切」

「患者様やご家族に喜んでもらえる瞬間があると、普段の業務がどんなにしんどくても『看護師になってよかった』と思えるし、自信ももてる。『ありがとう』の一言でまた明日も頑張れる。」

「新卒の時に先輩のアクティビティケアの実践を見てきて、その伝統があるからこそ今実践できる」

「チームでその喜びを共感でき、結束力を高められる。提案を認めてくれる上司がいて、それをニュースとかに取り上げてくれ認めてくれる。この環境の中ではやりたい看護の制限を感じない」

と語ってくれました。

他院の経験がある看護師は、「大病院だとその役割からどうしても治療優先になり、患者の生活に視点をおいた看護がしたかったができなかった。今は毎日が充実していて、仕事が楽しい」と言っていました。


写真は、先日紹介したカレーパーティーを実践した看護師が記入したサンキューメッセージです。

こんなことをしたいとチームに提案すると、「カレー作りに専念したら」と受け持ち業務からはずしてくれたそうです。

こんな風土ができあがっているからこそ、みんなが生き生きと看護できるのだなぁ~としみじみ感じました。


インタビューを聞きながら、いつも喜びのおすそわけをしてもらっていることに本当に感謝し、感動してしまいました。

これからもスタッフの成功体験をきちんとフィードバックし、できる限りの援助をしていきたいと思います。


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