先日、第26回になる法人の看護介護活動研究交流集会が開催されました。
今年は介護事業所の営業日だったこともあり、昨年より少なめの76名の参加で10演題が発表されました。
日常の看護を理論を用いた振り返りで考察したり、他の事業所の活動内容を知る機会にもなり、どの発表も感心するものばかりでした。
記念講演には、松江生協病院副院長の眞木先生に「なんのために、誰のために」~なぜ私たちは民医連という組織にこだわるのか~というテーマでお話をしていただきました。
当院が所属している組織「民医連」が、戦前から戦後にかけて医療を受けることが困難な労働者農民のためにつくられたこと、高松平和病院の創設者の思いについてもご紹介して下さいました。
そして刻々と変化する情勢を知ること、患者様の生活背景を知ることは、患者を取り巻く状況の「今」を写す鏡であると語られました。
「患者中心の看護が生みだす感動が医師も成長させる」と最後にお話しされました。
自分たちの看護を振り返り、私たちが大切にしている患者様の社会的な背景にまで寄り添う看護に確信が持てた1日でした。
学術委員のみなさん、お疲れ様でした。