ブログの調子が悪くて、このところ投稿できずにおりました。
この間の出来事を順次報告していきたいと思います。
今回は第3次支援として4月29日から5月2日まで熊本震災支援に入っていた、看護師2名の報告を紹介します。
1名はテント村の避難所周りに参加しました。
「私の行ったテント村はテントが170基あり(ペット同伴は36基。シェアもしている)被災者の方々がそこで寝泊まりされていました。
気温が高く日中のテントの中は40℃もあり、熱中症の危険があるため、カキ氷や冷たいジュースの配給が行われていました。
熱中症予防のチラシをみなさんにお配りしました。
昼間は自宅の片づけや仕事で不在のテントも多くありました。
体調を崩している子どもさんもおられ、厳しい避難生活をされています。
益城町の視察では、家や道路がめちゃくちゃになり、見るだけでとても心が痛みました。」
もう1名は、くわみず病院の病棟に支援に入りました。(写真はくわみず病院の震災直後の様子)
「主には、患者様の保清や食事介助、おむつ交換、チームの支援でした。
現在、患者様の介助量や介護度が高くなっていて、オムツ交換が必要な方も7割近くラウンドに4人でも1時間以上かかります。また食事介助が必要な方や経管栄養、ノロ対応など人手が日中・夜間ともに不足している状況です。
余震が続いて、下から突き上げるような揺れの度に夜中も目覚めたり、スタッフ自身も被災して、車中泊・避難所から出勤している人が3割近くいるなかで、スタッフの疲労も大きくなっています。退院患者さんの中には、自宅には戻れないため自宅隣の物置小屋に戻られる方もいて、心配だけれど、どうすることもできない 状況もありました。」
二人ともハードなスケジュールではありましたが、他の民医連の方と交流したり、とても良い経験になったと感想を述べていました。
その後第4次支援として5/1~5/4に歯科技工士と作業療法士が、第5次支援として5/3~5/6看護師、理学療法士、事務、介護福祉士、社会福祉士が、第6次支援として5/5~5/8看護師2名が熊本入りしました。