当院には毎日職員向けに出されるニュースがあり、患者数や各検査や健診の件数を周知するとともに、当番制で各職場からの一言メッセージを記載する欄が設けられています。
今日は栄養士さんからの発信で「食中毒にご注意を!」でした。
お役立ち情報なのでご紹介したいと思います。
だんだん温かくなって、とても過ごしやすい日が続くようになってきました。冬にはノロウィルスが猛威をふるっていましたが、実は春に発生する食中毒件数も以外に多いのも事実です。そこで『家庭でできる食中毒予防のポイント』を紹介します。
1、 食品の購入・・・冷蔵・冷凍など温度管理の必要な食品は買い物の最後にし、寄り道せず、まっすぐ持ち帰りましょう。
2、家庭での保存・・・冷蔵食品は10℃以下、冷凍食品は-15℃以下に維持することが目安。しかし菌が死ぬわけではないので、早めに使用しましょう。
3、調理・・・包丁・まな板は肉用・魚用・野菜用・果物用別々にそろえるとより安全。
4、加熱・・・食材の中心部の温度が75℃1分間以上をキープ。ノロウィルスの場合は85℃1分以上をキープすることが大切。
5、食事・・・調理後の食品は室温に長く置かない。例えばO157は室温で15~20分で2倍に増えます。
6、残った食品・・・残った食品を温め直すときも十分に加熱しましょう。汁ものはよくまぜながら、沸騰するまで加熱しましょう。
食中毒予防の三原則は菌を『付けない・増やさない・殺す』です。これらのポイントを守って家庭の食中毒を予防しましょう。
ついでに、4月5日に入院患者様の昼食に出されたお花見御前をご紹介。
お寿司の横に添えられたお手紙には「少しでもお花見に行った気分を味わっていただければ幸いです」と書かれています。
春の食材をふんだんに使った色鮮やかなランチで患者様も癒されたことだと思います。