今朝緩和ケア病棟のスタッフステーションを訪問した時のこと。
先日「この患者様の写真をプリントアウトしてほしい」と私のところに来たナースから、「写真を送ったご家族からお礼のお葉書をいただいたんです」声をかけられました。
彼女は、9月に開催されたすずらんの会(遺族会)の開催のために頑張ってきました。
参加されたご遺族には、お帰りの際入院中に撮影した患者様の写真をお渡ししました。
しかし彼女は参加されなかったご家族のことが気になり、ある方に亡くなる数日前にご自宅に医師や看護師と一緒に外出された時の写真とお手紙をお送りしたそうです。
お葉書には、おつらい心情と緩和ケアスタッフへの感謝のメッセージが書かれていました。
写真を見て、ご家族はきっと患者様と一緒に過ごせたをやさしい時間を振り返られたと思います。
こんな細やかな気遣いが、ご遺族のグリーフワークにつながっているのだと感じました。
写真は、現在ホスピス緩和ケア病棟の各病室の前に飾られてるハロウィンの飾り付け。
こんな小さな気遣いが、見た人のこころが温かくなる時間を提供しています。