ホスピス緩和ケア病棟での入浴

あったかい看護

緩和ケア病棟のお風呂は、自立している方や少しの介助で入浴ができる方が入るユニットバス(いこいの湯)と、臥床したまま入れるリフト浴(なごみの湯)があります。
なかなか素敵なネーミングですよね!

入浴が好きな患者さまもいれば、そうではない患者さまもいます。
「温泉が好きだったんです」と、ご家族から情報を頂けば、担当スタッフは“〇〇様はお風呂が好きです!”と、病棟スタッフと入浴が楽しめるように情報を共有しています。
しかし、当病棟の浴槽はとても大きいためお湯を溜めるのに30分くらい掛かってしまうので、どうしても入浴できる人数が限られてしまいます。
それでもできるだけ希望に添えるようにしています。

入浴介助をしていると思い出話で盛り上がり、直接ご家族には言えない感謝の気持ちを話される患者さまもいらっしゃいます。
そんな話をそっとご家族に伝えると、やっぱり嬉しそうなお顔をされるので、私達看護師も幸せな気持ちになります。

女性はいくつになっても綺麗でいたいものです。
お風呂で洗顔をして、「顔そりをしてもいいですか?」と伺うと「お願いします」とたいていそう返事があります。
そり残しがないように男性も女性もお顔をそらせて頂いています。

せっかく入るお風呂だから、『気持ち良かった~』と言っていただけるように、これからも“心をこめて”入浴介助させて頂きます。

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