退院後訪問で見る笑顔にほっこり

あったかい看護

今回訪問した方は、肺炎から呼吸不全になり気管内挿管を余儀なくされた患者様です。
人工呼吸器が外せず、気管切開をして在宅用の人工呼吸器をつけることになりました。

もともと先天性疾患はあったものの、自分のことは自分でできていたので、人工呼吸器をつけての退院はお父さんお母さんにはとっても不安の強いものでした。
入院中呼吸状態が悪化することもあって、状態の変化にとても不安が強い様子もありました。

そんなご家族に、病棟のスタッフは丁寧に1つ1つ関わっていきました。
そのおかげで信頼関係もできてきたように思います。

気管切開をしていてもあきらめずに、嚥下造影検査を行いリハビリを頑張って食事が上手に食べられようになり、歩けるまでになりました。
そしてリハビリのスタッフ、ソーシャルワーカー、先生、看護師で退院前訪問をして、在宅のスタッフの方々とカンファレンスもしました。

こうして退院に向けてプライマリーNsを中心に急ピッチで準備を行い、無事自宅へ退院できました。

でも家での生活が心配だったので、先生の往診や訪問看護が入るまでの不安解消の目的も含めて退院後訪問に行きました。
全て大丈夫っ!とはいきませんでしたが、少しずつお家の生活に慣れていこうとされていました。

家での表情は、やっぱり病院とは違う穏やかな表情になりますね。
すごくほっこりした気分になり、笑顔に元気をもらいました。

当院は在宅部門があるので退院後のフォローが可能で、法人内に訪問看護もあるので、連携がしやすいです。

病棟からの訪問も自由に出してくれます。

何よりも治療を頑張ってくれた患者様、たくさんの処置を覚えてくださったご家族に本当に頭がさがります。

チームみんなで悩みながらもしっかり退院支援したスタッフもすごいっ!!
今回チームの一員として一緒に関われて嬉しかったです

4病棟看護師F

(上の写真ははじめて歩いた時のものと退院を寄せ書きでお祝いした時のものです。
写真の掲載はご本人、ご家族の許可を得ています)

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